適応障害からの社会復帰。そして管理職への道へ。

仕事・キャリア

自己紹介

 はじめまして、「こころ育ちノート」のフミです。

  • 名前:フミ
  • 年齢:30代
  • 出身:南国
  • 趣味:筋トレ、散歩、キャンプ、サウナ、写真編集など

 現在、2児の父親で企業の管理職として働いています。数年前に軽度の鬱と適応障害を経験し、一度は休職。その後、復職を経て現在の自分に至ります。

 自分自身の体験や感じたことを通して、同じように悩んでいる方や社会人、これから社会人になる方の力になれればと思いブログを始めました。
 仕事、人間関係、心の健康、子育てと向き合いながら、日々を過ごしています。

 今回の記事では、タイトルにあるように休職から復帰するまでのことを書いていこうと思います。

休職から退職に至るまで

 今の企業に入職する数年前、仕事や人間関係でのストレスから軽度の鬱と適応障害と診断されました。

 通勤は始発の電車に乗り、終電まで仕事をし3時間ほどの睡眠の毎日。帰りの電車で寝落ちをして、終点まで行ってしまったことも多々ありました。

 仕事では、理由もなく無視をされ、それを見返したいと仕事に関する勉強をひたすらやり続け、「責任を果たせないの自分は駄目だ」「今の自分に能力がないからそういった態度を取られるんだ」と強い焦りと孤独を感じながら過ごしていました。

 今、思えばパワハラなのかな?と思うような事が多々あったような気がします。

 そんな毎日を誰に相談せずに1年半ほど過ごしていると、通勤電車に乗れなくなり、理由もなく涙が出てきてしまい、それでも「自分は弱い人間だ」「そんなようで凹んでいるのは駄目だ」と自分に無理やり言い続けていました。

 この時から、徐々に心がすり減っていたんだと思います。

 流石に誰かに話さないと思い、当時の恋人(今の妻)にようやく打ち明け、相談したところ、「一度病院に行ってみたら?」との言葉もあって、近くのメンタルクリニック受診しました。

 そこで、軽度の鬱・適応障害と診断され、医師から一度会社から離れて休職を勧められ、半年間の休職をすることになりました。

 休職期間中は、医師から言われた事を無理せず送る生活をするようにしました。

医師からのポイント

  • 夜は22時ごろには就寝、朝は6時頃に起床
  • 朝日を浴びる
  • 有酸素運動をする
  • 3食しっかり食べる
  • 無理のない範囲で心を許せる人と話をする

 正直、当時はかなり半信半疑でしたが、始めて1ヶ月が立ち始めると徐々に心が軽くなるような感覚があったのを覚えています。
 この生活は今でも続けています。

 休職期間が近づき、職場での出来事を思い返すと「もう戻りたくない」との気持ちが強く、家族・恋人に相談し思い切って辞める決断をしました。

社会復帰から管理職へ

 休職期間を経て退職し転職エージェントを使って、今回の経緯などを話し自分自身に合っている働き方が出来る職場を見つけてもらい、現在の職場に社会復帰をしました。

 社会復帰前は正直とてつもなく不安で「前職みたいになるのではないか?」とばかり考えていましたが、家族・恋人の支えもあったので無事、現在の職場に就職することができました。

自分が入社時にかなり意識していたポイント

  • 分からない点はすぐにその場で調べ解決策を出す
  • それでも分からない場合は、すぐに管理職に相談
  • 自分が抱えている仕事がどの様に会社の利益になっているのかを考える
  • 休憩中は管理職の近くで過ごし話をする。(内容は何でも良いと思います)
  • 代表がどのように考えて会社を運営しているのかを知る

 入社時は一般従業員として勤務し、日々の業務にあたっており、時間さえあれば制度の勉強(初の業界だったため)を行って、分からないことがあれば、すぐに管理職へ質問するなどして、過ごしていました。

 入社から半年経った際、自分の仕事に対しての学ぶ姿勢や他の従業員からの評価もあり、当時の上長より現場の管理職へ抜擢していただきました。

 そこから、自分自身のキャリアが大きく変わっていくことなりました。

 現場の管理職に就任し、より従業員が働きやすく満足度が高くなるにはどうしたらいいか?売上を上げるにはどうしたらいいか?を常に考え行動し、マニュアル整備から営業などを積極的に行っていきました。

 その結果、現場管理職就任1年後にマネージャー(現在の役職)や昇進することになりました。

 ここではあまり記載はできないですが、マネージャーでは採用人事・担当エリアの営業・売上成績の管理を行う業務を担っています。とても大変な業務ではありますが、充実した毎日を過ごせていると感じています。

 前職で経験してきたことが糧となって、今自分自身を客観的に見ることができ、「辛くなりそう」なボーダーが分かるため、ボーダー手前で気分転換をすることで安定した生活が送れています。
※このボーダーはかなり個人差がありそうです。
 また、前職の辛かった記憶や経験があるからこそ、今の会社で様々な業務内容の変化や業務量に柔軟に対応ができる術が身についたような気がします。

まとめ

 長くなりましたが、休職から復帰し管理職になるまでの道のりになります。

 現在では、前職のように軽度の鬱や適応障害などの症状は出ることもなく、過ごせています。

 前述にも記載しているように自分自身を客観的に見ることで、「辛くなりそうなボーダー」を知ることで、以前のような状態にならないセルフケアができていると思います。
 また、仕事とプライベートの時間をきっちり分けることで、「頑張る部分」「頑張らない部分」を明確に分ける事も重要なのかなと思っています。

自分を守るためのポイント

  • 気持ちに変化がある時はすぐに心を許せる人に相談をする
  • 休職はすることは悪いことではない!
  • 規則正しい生活を送る
  • 自分の中で「頑張る部分」「頑張らない部分」を明確にする
  • 心が落ち着くセルフケアを見つける

 「もう駄目かも」と思うような出来事があっても、「いつ、どこで、なにが、誰かの支えで」自分自身を変えるキッカケになるか分からないと思っています。

今後もこのような経験談や仕事に関する事、育児の事などを発信していき、すこしでも皆さんの力になればと記事を書いていこうと思います。